歯が失われると何がいけないのか
- 1. 歯がないと、食べ物をかめず、力もいれにくくなる。
- 2. 食べ物を細かくできないため消化器官の負担が大きくなる。
- 3. かめないことで、血行が悪くなって認知症になりやすくなる。
- 4. むし歯菌や歯周病菌で敗血症や心臓疾患を起こすリスクがアップする。
- 5. 定期的に来院され歯を残す習慣を持たれている方と比べ、医療費が3倍かかると言われている。
などが良く言われることですが、一人ひとりの状態によって歯が失われると様々なトラブルが起きやすくなることは間違いありません。これまでの歯科医師人生の中で、メンテナンスを行かなかったことで今とても困っており、後悔されている方に何人もお会いしています。
そんな方々にお会いするたびに、こんな想いが、強くなりました。歯科医師として本気のお願いです!ご自身の大切な歯は二度と戻りません!歯もメンテナンス次第で長持ちしますので、どうか大切にして下さい。今の時代は小さなお子様であれば、むし歯が1本もないお口の環境をつくることが可能ですし、大人の方の場合治療した部分の再発の予防、新たなむし歯、歯周病の進行、口臭、歯の汚れを防ぐことができます。それにはどうしたらいいのでしょうか?予防歯科が盛んなスウェーデンを例にしてみましょう。スウェーデンの老人の歯の残存数は日本人の2倍以上で、自分の歯で生活できる方が多くいます。なぜならスウェーデンの人々は歯医者は治療のためでなく、歯の汚れの除去や歯や歯ぐきの健康チェック、そして予防のため(メインテナンス)に行くのが普通と考えているからです。つまり、予防歯科を受けて歯を大切にするという習慣が普通になっているのです。「悪いところを治す」ことが目標か「歯が出来るだけ長くもつ」ことが目標かの違いです。定期予防・クリーニングの受診率でその違いがハッキリと出ています。これはアメリカやヨーロッパ各国もほぼ同様です。それに対して日本人のメインテナンス率は約2%と言われています。しっかり定期的に予防歯科(メンテナンス)を受けることによって、ご自身の大切な歯で生涯過ごせることが可能になります。
Kaiデンタルクリニックでは、専門の歯科衛生士による定期的な歯のメンテナンスを受けられます。是非これを見ていただいている皆様は「今だけの治療」から「歯を守る治療・予防」へ切り替えていただき、生涯大切な自身の歯で不自由なく暮らせる生活を手に入れて下さい。